日本耳鼻咽喉科 岩手県地方部会のホームページへようこそ


日本耳鼻咽喉科学会岩手県地方部会のホームページがようやく立ち上がりました。

 このホームページは会員への情報伝達を主な目的としておりますが、一般の方々への情報発信の場としても活用していきたいと考えております。その一つとして、当地方部会が毎年開催しております「耳の日」無料相談会のご案内を掲載いたしました。

 また岩手県内の耳鼻咽喉科専門医、補聴器相談医のリストも掲載しておりますので耳鼻咽喉科専門医をお探しの方、あるいは補聴器に関する専門知識を持った耳鼻科医をお探しの方は是非ご覧ください。

日本耳鼻咽喉科学会岩手県地方部会
岩手医科大学耳鼻咽喉科教授
会長 佐藤宏昭
日本耳鼻咽喉科学会岩手県地方部会の歴史
日本耳鼻咽喉科学会は、明治30年(1897)に「大日本耳鼻咽喉科会」として発会、年一回の総会開催を続けた。1944年から3年間、太平洋戦争のため中断したが、戦後1947年に会名を「日本耳鼻咽喉科学会(日耳鼻)」と変更して年1回の総会を続け、現在2009(平成21)年、110回に至っている。1982(昭和47)年には、第83回総会が盛岡で開催された。
 地方の学会活動としては、1909(明治42)年、東京地方会が発足、その後1953(昭和28)年までの間に、各地に計21の地方会が乱立した。岩手地方会は1948(昭和23)年に発会したが、当時の地方会は地方別、県別など無秩序で、全国的にバランスを欠いていたので、学会では1965(昭和40)年に国際耳鼻咽喉科学会を引き受けることが決まってから、下部組織の整備のために、県単位の支部制を作った。国際学会終了後に、支部と地方会の二重構造が問題となり、1975(昭和50)年に、支部組織をそのままの形で地方部会として学会下部組織を一本化、地方会と支部の制度は廃止された。現在の岩手県地方部会は1975(昭和50)年4月1日に誕生したものである。岩手地方会の最終学術講演会は第83回(昭和50年3月23日)。第1回の岩手県地方部会学術講演会は同年6月15日、現在までに153回(2009年5月31日)行われている。
 日耳鼻では、一県単位の地方部会では地方的学術交流に難があるという考えから、近県の地方部会が合同して行う学術講演会(地方部会連合講演会)の制度を施行細則に設けた(1975)。岩手県では、東北連合学会と北奥羽3県合同地方部会という二つの形でこれに対応している。東北連合学会は東北6県の地方部会が合同して行う学術講演会で、1951(昭和26)年に発足、年一回東北6県が毎年順送りに担当を変えて開催している。2009年には第58回が開催された。
 北奥羽3県合同地方部会は岩手、秋田、青森3県が毎年1回、担当を変えて行い、1986(昭和61)年発会、平成21年、第24回が開催された。
 岩手県の耳鼻咽喉科学術研究の中心となるものは、岩手医科大学医学部耳鼻咽喉科学教室で、講座主任教授は初代金野 巌(1929-1958)、2代檜 学(1958-1966)、3代立木 孝(1966-1996)、4代村井和夫(1996-2003)、5代佐藤宏昭(2003-現在)である。地方部会の会長を兼ねている。

(09.6.9 文責 立木 孝)